漫画『スラムダンク』の簡単なあらすじや内容!バスケ人口を増やした名作

おすすめ漫画「スラムダンク」

今回は元祖バスケ漫画「スラムダンク」の簡単なあらすじや内容を紹介します。

不良の花道は女子に告白をし続けるも振られまくり、最後に振られた女性は花道ではなくバスケ部の男子に好意を持っていた事から、花道はバスケが大嫌いでいました。

しかし、花道の大きな体格を褒め、バスケ部への勧誘をしてきた赤木晴子に一目惚れした花道はバスケ部に入部することになり、個性的な登場人物たちとの練習や衝突、強豪校との戦いを経て少しずつ成長していきます。

 

スラムダンクは主人公の桜木花道が湘南高校バスケットボール部に入部し、成長していく本格スポーツ青春漫画です。

この漫画の題材はバスケットボールではありますが、スポーツに打ち込む人なら老若男女問わず楽しむことができます。

 

また、日本のみならずフランスを始めヨーロッパでも絶大な人気を誇っており、文化の違いを超えた魅力がこの漫画には備わっています。

そもそも日本はバスケットボール後進国です。どうしても身長や体重、リーチなど体格の差が如実に表れてしまい世界では太刀打ちできません。国内リーグの盛り上がりも今一つで気軽にバスケットボールをプレイする環境も整っておらず、バスケに打ち込む多くの学生がいずれはやめてしまうというのが日本のバスケットボールの実情でした。

そんなバスケットボールを一気にメジャースポーツにまで躍り上がらせたのがスラムダンクです。これは決して大げさな表現ではなく、当時スラムダンクにあこがれてバスケ部に入部した学生は急増しました。

これに伴って国内リーグは盛んになり、ついには日本人初のNBA選手まで誕生します。彼はまさにスラムダンク世代ど真ん中で実際に自身の人生に大きな影響を与えた漫画であると公言しています。

これはスラムダンクの功績を証明する大きな証言であり、日本のバスケット界を新たなステップに突入させたことに疑いの余地はありません。

漫画「スラムダンク」の魅力!花道の役割について

漫画「スラムダンク」の魅力!花道の役割について

スラムダンクの魅力はあらゆる場面に凝縮されています。

まずは画力です。バスケットボールにおけるあらゆる態勢や姿勢をとても詳細に表現されています。これは作者自身もバスケットに熱心に取り組み、あらゆる試合を観戦してきたからこそ成せる画力です。

例えば、シュートフォームは指の先まで丁寧に描かれており、実際にバスケットをやっている者にとってはまるで自分がシュートをしているような感覚になるのではないでしょうか。

 

また、リバウンドではシュート後わずか何秒のシーンにも関わらず、事細かに表現されていて主人公たちの心境がリアルタイムで伝わってきます。

得点シーンやゲーム終了といった物語を大きく左右するシーン以外においても、その画力は様々な想像を掻き立て、物語を大きく肉付け、補完しているのです。

次に大きな魅力として主人公の役割を挙げたいと思います。

通常スポーツ漫画における最大の魅力は派手で常人には不可能なプレイです。多くの場合主人公がそのような役割をこなすのが一般的ではないでしょうか。

ところがスラムダンクの主人公はチームにおいて、そういったプレイからはかけ離れた役割を任せられています。

どういうことかというと、彼は背が高くパワーがあるため、いわゆるパワーフォワードというポジションが与えられ、どちらかというとディフェンスやリバウンドにおいて存在感を発揮します。

これはまさに晴天の霹靂で私の主人公観とは大きく異なるものでした。主人公がいいとこ取りをするといった常識を覆す初めての漫画ではないでしょうか。

常にチームのために献身的なプレイを心掛け、成長していく花道の姿には本当に心を打たれます。名作中の名作なので是非読んでみてください!