漫画『ルナティック雑技団』の簡単なあらすじ・内容!【ラブコメ漫画】

おすすめ漫画「新装版ルナティック雑技団」

今回は漫画「ルナティック雑技団」のあらすじや内容を簡単に紹介します。

ごく普通の女子中学生である星野夢実が両親の海外出張の間、同じ学校に通うかなりのカリスマ性の持った孤高の貴公子・天湖森夜の家に下宿することになった事から起こるラブコメディ漫画です。

単なる少女漫画と思われがちですが、この岡田あ〜みん先生の作品はりぼんで連載していたとは思えないほど異質なものばかりです。

孤高すぎて皆んなが自分のことを嫌っていると思いこむ天湖森夜、森夜を愛しすぎるがゆえ過保護になり、星野夢実が下宿することで森夜を奪われると夢実を目の敵にする母・ゆり子。

森夜と学園内の人気を二分するアイドル的存在で森夜に劣等感を感じている愛咲ルイなど、登場人物の個性がかなり濃いです。

主人公の夢実は普通の女の子ですが、その他のキャラクターはかなり特徴があります。

特に森夜の異次元ぶりは素晴らしく、森夜に憧れる女生徒に森夜がふいに触れたり目が合うなどすれば、その女生徒は失神してそれを見た森夜は「みんな僕のことが失神するほど嫌いなんだ」という始末です。

森夜に恋心を抱いて常に影から見守ることしか出来なかった夢実が森夜の家に下宿するようになり、森夜の本当の姿を少しずつ知るにつれ、孤高の彼と同じレベルで会話ができる友人を作って上げようと声をかけたのは学園のアイドル愛咲ルイです。

実は彼は夢実に惚れていて、森夜の友人になってもらうべくルイに近づく夢実を「自分に惚れてアプローチしている」と勘違いをし、残念な行動に出てしまったりと様々な名シーンが多くあります。

ただ、彼の発言の中には少女漫画史上に残る名言も多いです。例えば、夢実の手を取って二人で逃げ出す時には「学校なんてやめちゃって、デカダン酔いしれ暮らさないか、白い壁に「堕天使」って書いて!?」など、中々にしびれるセリフが多くあります。

漫画「ルナティック雑技団」は新版が発売されてる?

漫画「ルナティック雑技団」は新版が発売されてる?

岡田あ〜みん先生の作品「ルナティック雑技団」ですが、新装版として1〜3巻が発売されています。

元々20年以上前にリボンコミックスから発売されていたルナティック雑技団がそのまま収められている上に、コミックス未収録原稿が各巻末に収められていて、小さい頃リボンを読んでいた今の30代〜40代の方にはノスタルジーに浸れるのでおすすめです。

未収録原稿はすべてルナティック雑技団の番外編と言うベき漫画で、出てくるキャラクターは全て本編+アルファで本編でははそこまでクローズアップされていなかったキャラが扱われていたり、本編終了後のお話だったりと読みやすくて面白い作品となっています。

 

また、岡田あ〜みん先生の新たな一面が感じられるシリアスファンタジー「花のいたずら」というお話も幻と言える作品ですので読んで損はありません。

小さい頃にルナティック雑技団を読んだ事がある人、タイトルは知っているけど読んだ事がなかった人は改めて読むことおすすめします。