おすすめ漫画「とめはねっ!」

今回は漫画「とめはねっ! 鈴里高校書道部」のあらすじや内容、試し読みできる電子書籍サービスを紹介します。

以下の電子書籍サービスでは「とめはねっ! 鈴里高校書道部」の一部ではありますが、無料で試し読みすることができるので気になった方はどうぞ。

「とめはねっ!」の試し読み
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近頃は百人一首やなぎなたといった日本文化に関する漫画や部活動の漫画が増えていて、体育会系だけではなく文化系の部活にもスポットライトが当たることが増えました。

そのなかでも「書道部」について描かれているのが『とめはねっ!』という作品です。

 

高校1年生の主人公・大江 縁(おおえ ゆかり)はカナダからの帰国子女です。女の子の名前みたいですが男子生徒です。

英語はもちろん堪能で日本にいる祖母とずっと文通をしていたために字がとっても上手です。

それに反して同級生で柔道部のエース・望月 結希(もちづき ゆき)は女の子なのに字がきれいに書けないことにコンプレックスを抱いています。こういった望月さんのような女の子は意外と多いのではないでしょうか。

 

「とめはねっ!」はこの2人が書道部に入部するところからストーリーが始まります。

この書道部員は女の先輩3人だけで、顧問の先生はちょっと生徒になめられがちな頼りない男性教諭でいかにも高校の弱小文化部にありがちな設定です。

しかし、書道に取り組む姿勢は本物で、素直な主人公は書道とは何か?字に込められた思いとは?ということについて向き合っていきます。

 

書道には試合はありませんが「書の甲子園」と呼ばれるコンクールがあります。

そこでは上手く字を書くだけではなく、どんな題材にするか自分が表現したいことは何かなど、書道に向き合う高校生たちの姿が描かれています。

とめはねっ!の内容やあらすじ

とめはねっ!の内容やあらすじ

小学生の頃の習字の授業が苦手だったという人や、何が書かれているのか分からないから書をみても面白くないという人もいるかもしれません。

こういった方でも『とめはねっ!』を読むとどうして習字が楽しくなかったのか、どうしてこんな読めない字をみんな一生懸命書くのかが分かってくると思います。

特に「前衛書」と呼ばれるまさに「何が書いてあるのかさっぱりわからない絵のようなもの」に関しては学ぶことが多く、新しい発見になるのではないでしょうか。

 

そしてキャラクターたちも個性豊かです。主人公はちょっと頼りない「ガチャピン似の男の子」で対するヒロインの望月さんは柔道部とかけもちのため、柔道のシーンも多く出てきます。

作者の河合克敏さんは『帯をギュッとね!』という柔道漫画も執筆されており、その頃のキャラクターが成長した姿で少しだけ登場するシーンもあったりとファンとしてはたまらない内容になっています。

 

また、書道部を支える大人たちの役割も素敵です。顧問の先生から外部指導にあたる多くの方々が成長途中の高校生たちを支えていきます。

そしてこの漫画に出てくる書は全国の高校生、書道部員の方々の実際の作品です。まさに漫画と書道のコラボレーションでもあります。

 

「とめはねっ!」は全14巻と読み応えのある作品です。書道の話はもちろん、高校生活を部活一心に頑張る先輩・後輩の関係性はまさに青春です。

運動部だけではない文化部の熱い青春を楽しめる漫画なので是非読んでみてください!

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