漫画「彼岸島」のあらすじ・内容!吸血鬼と戦う人間ドラマ
東京の大学に通う主人公の宮本明は幼なじみのユキやケンと再会し、昔と変わらない楽しい時間を過ごしていますが、半年前に兄の篤が婚約者と旅行に出かけたまま行方不明になっています。
気になっていた明の元に謎の美女が現れて、兄の篤は生きていて彼岸島という孤島で吸血鬼と戦っていると告げられます。
半信半疑の明ですが、仲間たちと兄を救出するために地図に載っていない島の彼岸島に向かいます。悲惨な現実と共に彼岸島で生活して強くなっていく明の活躍と、グロテスクな描写や人間ドラマ、吸血鬼のボスである雅との戦いを描いた作品です。
漫画「彼岸島」には吸血鬼だけでなく様々な鬼が登場する
彼岸島では吸血鬼と戦うことになりますが、吸血鬼が変体することで醜い鬼という姿になり、容姿や強さも大きく異なる化け物に変わります。
鬼の存在も彼岸島を語る上では大きな役割として人気があります。吸血鬼が鬼に変態する場合には、吸血鬼は基本的に人間と同じ容姿をしているのですが、定期的に人間の血を体内に取り込む必要があります。一定期間人間の血を取り込まないと鬼という姿に変体してしまいます。
彼岸島では多くの個性的な鬼が主人公との死闘を繰り広げ、この部分が漫画の盛り上がるポイントです。
中でも人気の鬼は姫と呼ばれる女性が変態した鬼です。吸血鬼のボスである雅を倒すために、炭鉱にあるワクチンを入手しに主人公と仲間たちは炭鉱に向かいますが、そこで姫という鬼に対峙します。
姫の容姿は芋虫のような長い胴体に要所要所に女性の胸がついていて、そこから母乳のような酸をまき散らします。顔は能面のような顔と大きな口があり、獲物に向かって突進してきます。
特徴としては目が合った者を襲うという習性があり、姫を前に主人公は苦戦を強いられます。他の吸血鬼や鬼でさえも目があえば無差別に襲う鬼であり、凶暴性の高い鬼として姫はフィギュアも発売しているほどに人気の鬼と言えます。
明はワクチンを入手して姫から逃げるように脱出する事が出来ましたが、彼岸島の炭鉱編では姫という鬼の存在でハラハラできる展開を楽しめます。基本的に鬼の存在は脅威であり、主人公たちを苦しめる存在として登場し、独特の気持ち悪さとグロテスク、爽快感が絶妙に混ざり合った戦いを感じる事が出来ます。
漫画「彼岸島」は戦闘シーンが魅力的!
彼岸島の魅力の一つが迫力のある戦闘シーンです。圧倒的な力を持つ鬼に対して主人公が丸太を振り回して戦うシーンは必見で、普通一人の人間が丸太を振り回す、持ち上げる事は不可能ですが、戦闘を重ね強くなってく主人公は丸太で戦うシーンが多く、非現実的でありながらも魅了されてしまいます。
戦闘シーンはもちろんのこと、それと同時に仲間が次々に死んでいくというのも特徴的な漫画です。
恋や友情などのヒューマンドラマもありながら、主人公の葛藤と吸血鬼への憎悪は漫画を読みながらでも気持ちが伝播してくる様な気がして臨場感が伝わる作品です。是非読んでみてください!