漫画「エンジェル伝説」のあらすじ・内容!世界一の勘違いが笑いと感動を呼ぶ!
漫画「エンジェル伝説」は、碧空高校1年11組に突如転校してきた男子生徒・北野誠一郎(きたの せいいちろう)が主役の波乱万丈のヤンキー系学園物語です。
誠一郎は優しい家族に愛され幸せに育てられたのか、とても純粋で全く面識の無い他人をも気遣える心配性、そして正義感が強く天然でまるで天使のような心の持ち主です。
しかし、そんな彼を見かける人々は口々に「悪魔が来た!」「殺し屋だ!」と言い、またある人は「とうとう私の人生もここまでか」と言います。
なぜ人々が彼を悪魔と呼ぶのかというと、髪の毛の癖っ毛が酷いせいかポマードべっとりのオールバック、黒目が小さく一重まぶたで極度のツリ目、眉毛はかなり薄く顔は色白です。
目の前に困っていたり怪我をしてる人がいると、両手を突き上げ奇声を発して「キエェェ―――――!!」と飛び掛かって行く(助けに行く)のです。
北野自身には何の罪も無いのですが碧空高校もまた、一般生徒や碧空高3年の自称番長・黒田清吉、そして校長先生までもが彼の風貌を見るや否や愕然とし恐れをなします。
担任の白石先生だけはまともな方で、実は北野は真面目な生徒なのではないか?と密かに感づくのですが、北野がたまに見せる不気味な笑顔や周りの人々の言動に振り回され、イマイチ確信がもてないでいます。
そして北野の転校初日、番長黒田の恐れや勘違いからか、北野誠一郎はいきなり碧空高校の番長になってしまい、早速その噂が生徒達の口々に広まっていくのです…。
「エンジェル伝説」の登場人物は特徴的な人ばかり!
「エンジェル伝説」には他にも様々なキャラクターが登場します。
碧空高1年11組の竹久優二(たけひさ ゆうじ)は金髪で小柄ですが、中学生の頃に「海千中の暴れん坊」という異名を持ち、喧嘩も中々強い人物です。
普段から3年生の元番長の黒田を平気で小馬鹿にしていますが、そんな彼もまた現番長である北野誠一郎の前では蛇に睨まれた蛙の如く、圧倒的な存在感と勘違いからひれ伏しあっさり北野の舎弟になったのです。
そして、この物語を一段と盛り上げてくれるのがヒロインの小磯良子(こいそ りょうこ)です。
彼女の父親である小磯平三は小磯流古武術の道場を営んでおり、良子もまたかなりの達人に育て上げられています。はっきり言ってそこら辺の半端な不良では全く歯が立たない程です。
良子は正義感も強く、そのため不良が嫌いで悪魔の異名を持つ北野誠一郎に当然のように戦いを挑みますが、また北野は偶然にも彼女の技をかわし執拗に啖呵をきってくる彼女に対して、とうとう北野は涙を流します。
そこで初めて本当の北野誠一郎のよき理解者として活躍するのです。
他にも、紅い髪の転校生の荻須高志、他校の番長やヤンキーに校長先生が差し向けた刺客の武道家・白滝元、その娘の白滝幾奶など、個性の強いキャラが物語を熱く楽しませてくれます。
ヤンキー漫画は多くありますが、ヤンキー系ギャグ漫画はあまり多くないので、気になった方はチェックしてみてください!