漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」のあらすじ・内容!ジオン軍VS連邦軍を描く

機動戦士ガンダム サンダーボルト

漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」は一年戦争末期、ジオン軍の重要な補給路サンダーボルト宙域を巡って引き起こされるジオン軍と連邦軍の戦いを描いた作品です。

サンダーボルト宙域を死守するリビング・デッド師団と、その宙域を奪還したい連邦軍のムーア同胞団。この二つの部隊が激闘を繰り広げ物語が展開していきます。

漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の主人公

機動戦士ガンダム サンダーボルトの主人公

「機動戦士ガンダム サンダーボルト」は太田垣康男が描くガンダムの外伝の1つです。主人公はジオン軍のダリル・ローレンツ曹長、連邦軍のイオ・フレミング少佐の二人です。

イオ・フレミングは一言でいうと攻撃的な豪気な男でジャズが好きで、モビルスーツに乗って戦闘をする際もジャズを聴いています。

対照的にダリル・ローレンツは温厚で仲間思いで優しい青年といった感じがあり、ポップスやラブソングをよく聴いているような人物です。

 

この二人がサンダーボルト宙域で出会い死闘を繰り広げ行くことになります。初めの戦闘では互いに旧ザクとジムで戦ったのですが、後にダリルはサイコザクにイオはフルアーマーガンダムに乗って戦うことになります。

このダリルのサイコザクはリユース・P・デバイスという技術が使われており、これは義手や義足を通して自分の考えていることをダイレクトに機体の駆動系に送り込み操縦が出来るようになるシステムです。

 

分かりやすく他の機体で例えると、ユニコーンガンダムのデストロイモードがあります。技術は違いますがサイコフレームを介してパイロットの思考を読み取、機体に反映させることができます。F91のバイオコンピューターと同じような技術ですね。

話が脱線しましたがサイコザクはダリル用に調整されており、ダリルはこのサイコザクを文字通り自分の手足のように使って戦闘をします。

そして、イオの乗るフルアーマーガンダムはシールドを4枚も装備していて、ミサイルランチャーやエネルギーパックも装備しています。これは他の書籍にも出てくるフルアーマーとは少し違い、ほぼサンダーボルトオリジナルの機体と言えるのではないでしょうか。

「機動戦士ガンダム サンダーボルト」は映像化もされているシリーズ!

映像化もされているシリーズ!

先ほどもフルアーマーガンダムのことをオリジナルと書きましたが、この作品は既存の機体のデザインや機能・スペックなどを少しアレンジして登場することが多くあります。

作者が言うには「(自身の手法を)あえて変えようと思わず、自分がメカをデザインする上でこだわる部分やラインを、MSに入れ込んだらどうなるか?を考えながらデザインした」「人型でこだわった時に、どこまで合理的にできるか」にこだわった結果なのだと思いますが、この部分はガンダム好きにとっては賛否両論かもしれませんね。

私の所見ですが作品自体ガンダムの中では少し泥臭い部類に入るともいます。「STARDUST MEMORY」のような感じと言えば伝わるでしょうか。

また、現在映像化もされており、まだ続編を製作している最中で完結してませんが、動画サイトなどで冒頭数分間が無料視聴できるようになっているので、よければご覧になってみては如何でしょうか。この漫画の雰囲気が伝わると思います。

このサンダーボルトが気に入ったのであれば、作者の別作品「MOONLIGHT MILE」を読むことをおすすすめします。

この「MOONLIGHT MILE」で書いた宇宙メカの経験を。サンダーボルトのMSなどに反映させていると言っているので、一見の価値はあると思います。