漫画「キングダム」のあらすじ・内容!春秋戦国時代の中国が舞台
漫画「キングダム」の舞台や時代背景は「春秋戦国時代の中国」です。なんとなく知っている方も多いと思いますが、一昔の中国は国が統一されておらず、それぞれの国が戦争状態にありました。
国の数は全部で7つで「秦(しん)」「楚(そ)」「韓(かん)」「趙(ちょう)」「燕(えん)」「魏(ぎ)」「斉(せい)」になります。当時はこの7つの国全体のことを「中華」と呼びました。
離れた国同士で戦争が起こることは稀ですが、隣国同士ではいつ戦いが起きても不思議ではない緊張状態が長く続く時代があったのです。
そして、この戦国時代は秦が中華統一をすることで終止符が打たれます。
秦の始皇帝という人物は有名ですが、秦の始皇帝の若き頃に仕えた孤児の信(しん)がこの漫画の主人公で、信が大将軍に向けて成長していくストーリーになります。
主人公の信がまだ孤児だった時は秦の始皇帝も若く「政(せい)」という王でした。共に10代の若さであるこの「信」と「政」の成長とともにストーリーは進んでいきます。
まず、大前提として内容がめちゃくちゃ面白いのにも関わらず、史実に基づいたストーリーになっているので勉強にもなります。そういった観点からも読んで損はない漫画です。
漫画「キングダム」の面白さ・見所って?
キングダムの面白さや魅力を一言で表すのは難しいので、おすすめポイントを箇条書きで紹介します。
- 主人公の成長をワクワクしながら読み進められる
- 「孤児」という何も持っていない主人公に対して感情移入出来る点もポイント
- 個性豊かなキャラクターが織り成す展開が素晴らしい
- 迫力があり戦略的な戦いのシーンが多く登場する
- 人間の汚いところや醜いところ、素晴らしい友情などが色濃く描かれている
- 哲学的に考えさせられるところがある
とてもこれだけでは紹介しきれませんが、それぞれの国に偉大な武将や戦略家・王が存在し、それぞれの魅力を放ちながら物語が進んでいきます。
また、強い者だけが活躍するわけではなく、普通の武力しか持たない仲間が欲に負けたり劣等感を抱えながらも克服するシーンなどが描かれています。
そして、主人公の信が一直線に偉大な大将軍に向けて成長していく姿は、やはり少年漫画として一番ワクワクするポイントかもしれません。
2017年8月現在47巻まで出ていますが、他のヒット作にあるような「ここは面白くない章」というのが存在しません。まだ読んだことがない方は読んでみてください!